義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>
「殿下、もしかして、私、リードルに似てますか?見た目は似てなくても……似てるって思う部分あります?だとしたら、嬉しい」
 そっくりな親子ねって言われるの憧れ!
 血がつながっていないけれどやっぱり親子だねって……言ってもらえる日が来るなんて……!
 ワクワクドキドキしながら、殿下の言葉を待つ。
 殿下の言葉が返ってくる前に、音楽が止まった。
 ファーストダンス終了だ。二人で横並びになって皆に向かってお辞儀をすると、拍手が沸き上がる。そして、次の音楽の前奏が始まると、徐々にダンスフロアに人が出てくる。
「もう1曲どう?」
 殿下の言葉に返事を返す前に、リードルがやってきて私の手を取った。
「リア、次は僕と踊ろう!」
「まてよリードル、まだリアちゃんと話を」
 リードルとダンス?確か最後にリードルと踊ったのは……。
 私の身長にリードルが並んだくらいだったわね。
 初めて踊ったのは、リードルが5歳。小さな小さなリードルが、背伸びをしながら私の手を取って踊った姿を思い出してほっこり笑顔になる。
「話はあとで僕が義妹の代わりにいくらでも聞いてあげます。ほら殿下、あっち。殿下と踊りたくて待ってる人がいっぱいいますよ」
 殿下がちらりと会場を見てため息を漏らす。
「あー、分かったよ。じゃぁね、リアちゃん」
 えええ、ちょっと、生殺しっ。
 私とリードルが似てるって言ってくれないの?
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