純愛カタルシス💞純愛クライシス
☆☆☆

 マンションに帰ってきてまだ玄関だというのに、美羽姉とのキスを終えられない。鼻にかかる甘い声が、玄関内に響いた。

「んっ、ぁあっ」

 キスの先をなかなか越えられなかったのは、溺れそうなくらいにキスが気持ちよくて、ずっとしていたかったせい。今だって逢えなかった時間を埋めるように、互いの舌を絡ませる。

 顔を離すと、銀糸がキスした痕跡になる。美羽姉と俺の唾液が入り混じったそれに導かれるように、ふたたび顔を寄せて下唇を食んだ。柔らかくて肉厚な唇をちゅくちゅく吸いあげつつ、ジャケットのボタンを両手で外す。片手で外せるように今後練習しなければと、頭の片隅に記憶する。

「学く……っ、ここ玄関っ」

 感じる声を押し殺し、俺に苦情を言う美羽姉の口を塞ぎながら、シャツの上から胸の先端目掛けて、人差し指で引っ掻くように強くぐりぐりした。

 何度か肌を重ねていくうちに、触れる力加減がわかってきたのと、美羽姉の感じるところをかなり暴いた関係で、感じさせることができた。

「ンンッ、こんな場所でっ…声がっ」

「声が出るくらいに感じてくれてるんだ」

 今度は耳元に顔を寄せて、事実を突きつけた。間髪おかずに、ふっくらとした耳たぶをちゅっと食む。

「ひゃっ!」

 肩をすくめて両目をつぶる美羽姉。これだけでもかわいいのに、俺の手でどんどん淫らになったら、それに色っぽさが加わり、もっと感じさせたくなる。

「美羽、俺の左手はフリーのままなんだよ。どうしようか?」

「どうしようか、じゃなくって、ベッドでお願い」

「俺の気持ちを、今すぐに受け止めてほしいんだ。ベッドまで待てない」

「そ、んなっ!」

 美羽姉のうなじの匂いを嗅ぎながら、左手がタイトスカートの中に侵入する。指先に感じるパンストに躊躇したが、太ももの際どいところに触れたあと、爪を使って破き、下着の上から敏感な突起を引っ掻いた。

「やっ! そんなにしたらっ…」

 美羽姉の両手が俺の腕に縋りついて、やめるように力なく揺さぶる。

「どんどん大きくなって、触って欲しそうに主張してるけど。ほら」

 喉の奥で低く笑いながら、下着の隙間から手を突っ込み、指の腹を使ってぷっくり大きくなってる突起に優しく触れる。刺激を与え続ける胸の先端も、シャツの上からわかるくらいに硬くなっていた。

「学……ほんとにもぅ、ダメ」

「ダメじゃなくて、悦いって言わないとやめない。これでイカないなら、舐めて感じさせることになるよ」

「そんなのイヤ、汚いのに」

「俺が舐めて綺麗にしてあげる」

 首筋に舌を這わせた俺の頭を、両手で掴んだ美羽姉。涙目で嫌なことをアピールされても、突き動かされた熱情はおさまりそうにない。

 あえて蜜壷に触れず、突起を集中して弄り、美羽姉を責めたてた。

「美羽がこのままイケば、ここから解放してあげる。俺の手の動きに合わせて腰を振って」

 俺が提案した途端に、美羽姉は苦しげな表情で小刻みに腰を動かしはじめる。

「こ、声が出ちゃ、う…よっ」

「だったら俺が、その声を飲み込んであげる。遠慮せずにイって」

 美羽姉の腕に引っ張られた俺は、目の前にある柔らかな唇に自分の唇をぎゅっと強く押しつけた。やがて声にならない声で美羽姉は絶頂し、力なく俺の頭を放す。

 息を切らし、気だるげに壁にもたれかかる無防備な美羽姉の蜜壷に目がけて、強引に指を何本か挿入させた。

「くっ!」

 イった直後で指にイヤラしく絡みつくナカの様子に、すぐにでも挿れたくなったが、残念なことに俺のモノが役にたたない状態だった。

「俺のワガママに付き合わせてごめん。シャワー浴びてきていいよ」

 美羽姉からやんわりと両腕を外して背中を向け、無言でそのまま室内に入った。美羽姉は俺に声をかけることなく、ひとりでシャワーを浴びはじめたのだった。
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