掴んだその手を離さないで! 〜優しすぎる幼馴染の絶対愛〜
「でも、環にも似ているんじゃないか?
目元が……キリッとしているんだろ?」

「……女の子なのにねー。
私には似なくていいのに…」

「何を……」

環は全くわかっていない。
俺はこの凛とした目元が大好きなのに。

「俺は環に似た女の子がいい。
絶対に可愛いはずだ!」

「淳くん…」

俺がそう言うと、嬉しそうに微笑んだ。

彼女は今まで、自分を地味だと思い込んできた。しかし、結婚してからはそう言ったネガティブな発言はしなくなった。

俺の愛情が届いたのだろうか?
そうだといいな。
ずっと幸せそうに微笑む彼女を見ていたいんだ。
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