掴んだその手を離さないで! 〜優しすぎる幼馴染の絶対愛〜
「環っ !! 」
「え」
「さ、探したっ!
さっきの回はすまなかったっ! 」
突然大声で私の名前を呼び、駆けつけてきたのは拓郎だった。
午前の最後のプラネタリウムを終えて、私達を探していたのだろう。
額に汗が滲んでいる。
「……拓郎……」
「無事に終わったのか?」
美由紀に説教していた淳之介が、とても静かに話しかけてきた。
「ああ……。あ、淳も!
申し訳ないっ! 終わるまでお前たちが居ないことに気づいてなくて…」
「……ちょっと落ち着け」
ここで目立つな。
拓郎の耳元で、淳之介が囁く口元が見えた。
生徒会長の拓郎が走り回って私達を探しに来たのだ。
目立つことこの上ない。
どんな噂が立つかわからないのだ。
だから淳之介が拓郎を抑えるのもわかる。
私達は場所を移すことにした。
「え」
「さ、探したっ!
さっきの回はすまなかったっ! 」
突然大声で私の名前を呼び、駆けつけてきたのは拓郎だった。
午前の最後のプラネタリウムを終えて、私達を探していたのだろう。
額に汗が滲んでいる。
「……拓郎……」
「無事に終わったのか?」
美由紀に説教していた淳之介が、とても静かに話しかけてきた。
「ああ……。あ、淳も!
申し訳ないっ! 終わるまでお前たちが居ないことに気づいてなくて…」
「……ちょっと落ち着け」
ここで目立つな。
拓郎の耳元で、淳之介が囁く口元が見えた。
生徒会長の拓郎が走り回って私達を探しに来たのだ。
目立つことこの上ない。
どんな噂が立つかわからないのだ。
だから淳之介が拓郎を抑えるのもわかる。
私達は場所を移すことにした。