課長に恋してます!
 あれ――?

 インターホンの前で待つ事10分。
 全く反応がない。

 もしかして留守?

 予想外の状況に膝から力が抜けた。

「うそーー」

 モニターの前に座り込んだ。
 物凄い覚悟で香港まで来たのに。

 でも、よく考えればそういう事だってあるよね。
 どうしよう。

 ここは課長に電話してみる?
 でも、警戒されるかもしれない。
 何しに来たんだって言われたらどうしよう。

「一瀬か?」

 後ろから声がした。
 振り向くと知ってる人が立っていた。

「石上……」
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