課長に恋してます!
お粥を食べた後は、石上にそそのかされて亀ゼリーを食べた。
見た目はコーヒーゼリーのようだけど、味は全然違った。
「苦いっていうか、薬の味がする」
石上が笑った。
「ハチミツかけて食べるんだよ」
石上が店の人に言ってハチミツをもらってくれた。
「食べやすくなった」
ハチミツの甘さでさっきと全然印象が変わる。
「課長も時々食べてるらしいぞ。疲れた時はいいって言ってた」
そう言って、石上は平気な顔をして亀ゼリーを食べた。
「海外駐在ってやっぱり大変だよね」
「食べ物も言葉も、気候も違うからな。課長、香港は二度目の駐在だって言ってた」
初めて聞いた話だった。
「えー、前にも来てたの?」
「奥さんが亡くなった後、香港でのプロジェクトに関わる事になって実家に子どもを預けて二年来てたそうだ」
「二年も。お子さんまだ小さかったんだろうな」
「上の子が七才の時だって言ってた。一番大変な時期だったって」
「上のお子さんが今、27才って聞いた事がある。だから20年前だよね。課長29才ぐらいの時だ。今の私たちと同じぐらいの年で、奥さん亡くして、子どももいたんだ」
課長の経験値が凄すぎて胸が痛くなった。
「そうだな。だから課長って懐が深いんだな。なんかあの人、なんでもわかってくれるって感じがしない?」
「うん」
「課長から見たら、俺たち子どもみたいなんだろうな」
石上が珍しく重たいため息をついた。
「俺さ、それが悔しくて言っちゃったんだよな」
見た目はコーヒーゼリーのようだけど、味は全然違った。
「苦いっていうか、薬の味がする」
石上が笑った。
「ハチミツかけて食べるんだよ」
石上が店の人に言ってハチミツをもらってくれた。
「食べやすくなった」
ハチミツの甘さでさっきと全然印象が変わる。
「課長も時々食べてるらしいぞ。疲れた時はいいって言ってた」
そう言って、石上は平気な顔をして亀ゼリーを食べた。
「海外駐在ってやっぱり大変だよね」
「食べ物も言葉も、気候も違うからな。課長、香港は二度目の駐在だって言ってた」
初めて聞いた話だった。
「えー、前にも来てたの?」
「奥さんが亡くなった後、香港でのプロジェクトに関わる事になって実家に子どもを預けて二年来てたそうだ」
「二年も。お子さんまだ小さかったんだろうな」
「上の子が七才の時だって言ってた。一番大変な時期だったって」
「上のお子さんが今、27才って聞いた事がある。だから20年前だよね。課長29才ぐらいの時だ。今の私たちと同じぐらいの年で、奥さん亡くして、子どももいたんだ」
課長の経験値が凄すぎて胸が痛くなった。
「そうだな。だから課長って懐が深いんだな。なんかあの人、なんでもわかってくれるって感じがしない?」
「うん」
「課長から見たら、俺たち子どもみたいなんだろうな」
石上が珍しく重たいため息をついた。
「俺さ、それが悔しくて言っちゃったんだよな」