俺様パイロットは揺るがぬ愛で契約妻を甘く捕らえて逃さない
「私生活もキラキラしてるって感じですね……すごい」
「騙されてはいけませんよ。実は僕、彼女とは家が近所なんです。こうして自分を飾るためにはお金が必要なのでしょうね。彼女の住まいはとても質素な……いえ、ぼろいと言って差し支えない、幽霊屋敷のようなアパートです」
「えっ? ……でも」
彼女の投稿の中には、住んでいるマンションの室内と思われる写真もあった。
思わず画面をスクロールさせ、その写真を大きく表示させる。
【自宅で社内資格の合格祝い♪ CAの夢を叶えてからも、日々勉強なのダ!】
写真は巨大な窓から望む東京の夜景。その端に、シャンパングラスを持つ美しい女性の手が写り込んでいる。
ぼんやりとだが室内の様子も入っており、白っぽい絨毯やカーテンはどれも高級そうに見える。
「どこかのホテルで撮影したのでしょうねぇ、ご苦労なことですよ。彼女は後輩たちとブランドバッグやアクセサリーのシェアもしているようですが、もちろん撮影用。さも自分のもののように彼女のSNSに上げられているのに後輩たちも気づいて、混乱しているようです」