俺様パイロットは揺るがぬ愛で契約妻を甘く捕らえて逃さない
同居……いや、いっそ結婚の方がいい。
CAたちからちやほやされるのにはうんざりしていたし、涼野の職場は男ばかりの運航整備部。彼女の同僚たちのことも牽制したい。
一瞬にして脳内でそんな打算を繰り広げた俺は、涼野に契約結婚を提案。彼女は父親から干渉されることが相当参っていたようで、意外にもすんなり了承してくれた。
一緒に住むことで仕事や勉強のサポートをするのはもちろんだが、涼野を女として開花させていくのも楽しみである。
俺が接近するとすぐ真っ赤になって慌てるところを見ると、処女というのもあながち嘘ではないらしい。
しかし、今のところ彼女の関心事は俺よりも断然飛行機。昨日は空を横切る機体にうっとりした眼差しを送る涼野の表情があまりに面白くなくて、衝動的にキスをしてしまった。
息を止めて目を白黒させる不慣れな様子はかわいらしく、いつかキス以上のことを教えるのは他でもない俺なのだと思うと、優越感でゾクゾクした。
ロサンゼルスから帰ってきた後は、二日間の連休とスタンバイだ。彼女の勤務はどうなっているだろう。
都合がよければマンションに来させたい。