激情を抑えない俺様御曹司に、最愛を注がれ身ごもりました
「え?」
「ここの経営、上手くいってるんでしょ?」
そう訊かれて、どきりとする。
思わずトップジェルを塗る手が止まり、動揺を露わにしてしまった。
「それとも何? プライベートなことかしら? 彼でもできた?」
「で、できてません!」
即答で、しかも全力で否定した私を、潤子伯母さんは「そんな力強く言わなくても」と笑う。
「じゃあ何? やっぱり仕事関係? 困ったことがあったら何でも相談しなさいって言ってるでしょう?」
「はい……」
そこまで言ってもらい、「実は……」と打ち明けてみてもいいかなと口を開いた。