激情を抑えない俺様御曹司に、最愛を注がれ身ごもりました


 思わぬフレーズに声のボリュームが上がる。

 今の時間はまだレストランバーは営業時間外。店舗には私と潤子伯母さんしかいないから、こんな声を出しても一応誰にも迷惑はかからない。


「いや、弁護士って、なんか大事じゃあ……?」

「何言ってるの。立派な営業妨害が受けているじゃない。こういうのはね、早いうちに対処しておいたほうがいいのよ。今この瞬間だって、その口コミを見て京香のこのサロンはやめておこうと思ってる新規客だっているかもしれないじゃない」


 具体的に例を挙げて言われると、事の重大さに改めて気づかされる。

 お店の信用問題に関わってくるとなれば、一経営者として黙っていることはできたいのは確か。


「私がお世話になっている弁護士事務所を紹介するから、まず相談してみなさい」

「はい。あの、でも弁護士事務所に相談とか経験がなくて」

「大丈夫よ。無料相談できるし、依頼するとなっても丁寧に説明してもらえるから」


 そう言った潤子伯母さんは「あとでその事務所のこと送るわ」と話をまとめた。

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