激情を抑えない俺様御曹司に、最愛を注がれ身ごもりました
それから三十分もしないうち、私たちは駐車している車へと戻ってきていた。
後部座席に買い物をした大きな紙袋を載せ、車はすぐに次の目的地に向かって発車する。
「透哉さん。あの、あんなに買っていただいて、私一円も出してないとかやっぱり」
「俺が勝手に買ったと思えばいい」
目的であったワンピースを選んだあと、透哉さんはショップ内を回り「これもいい」「これも似合う」と私の意見ももちろん聞きつつ何着も服を選んでいった。
その上、ワンピースを試着するとそれに合わせたパンプスも合わせて購入し、支払い額はとんでもない金額になったと思われる。
私がこれまで生きてきた中で、一回の洋服のお会計で支払ったことが絶対にない金額だ。
「でも……」
「妻になる相手に金を使うことのどこが悪いんだ?」