激情を抑えない俺様御曹司に、最愛を注がれ身ごもりました
逃げるようにマンションに帰ってきて見た時計の時刻は二時十五分。
玄関のドアを入ってからも心臓がドッドッと規則的に音を立てている。
透哉さんは今朝のメッセージで、出張から戻り次第、できるだけ早めに帰ってくると言っていた。
「どうしよう……」
落ち着かない気持ちでサンダルを脱ぎ、パタパタとスリッパを鳴らしてリビングに向かう。
何か動いてないと平常心が保てない気がして、休む間も作らず夕飯の準備の続きを始めた。
玉子スープに春雨の中華風サラダを追加で作り、時刻は三時前に。
いよいよやることがなくなり、帰宅後やっとソファに腰を下ろした。
透哉さんが帰宅する気配はまだない。
もしかしたら、あのまままだ三人で話しているのだろうか。
だめだ。何もしてないと余計なこと考える一方だな……。
手持ち無沙汰でスマートフォンを手にする。
ニュースアプリを開いてみたり、友人のSNSの投稿を遡ってみたり、特に目的もなく情報を入手していく。
特に考えもなくいつの間にか開いていたのは、よく見る口コミサイトだった。