激情を抑えない俺様御曹司に、最愛を注がれ身ごもりました


「そうそう。この間、理美(さとみ)さんに会って。いいネイリストさん紹介してくれてありがとうって言われたわ」

「本当ですか?  それは良かったです」

「彼女も京香の常連さんに仲間入りね。京香のお店が流行るのは喜ばしいことだけど、来たいときに予約が取れなくなったら困るわ」


 潤子伯母さんはそう言ってふふっと笑う。

「お願いします」と硬化してもらった指を出してもらい、エメリーボードで形を整えた。


「それは大丈夫です。潤子伯母さんの予約は特別ですから。朝でも夜でも何時でもやりますよ」

「あら、本当? それなら安心ね」

「はい! なんならお家に出張もしますし」


 そんな話をしながら、ベースジェルの容器を手に取った。

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