激情を抑えない俺様御曹司に、最愛を注がれ身ごもりました
「そうだね。お腹の子が産まれて、少し落ち着いたらやってあげるよ。爪短くても可愛いデザイン作ってあげる。ネイルも、ここに出張で来るし」
「え、来てくれるの? すごい助かる」
「菜々恵は特別だよ」
「わーい、嬉しい!」
そんな話で盛り上がっている中、詩が「きょんちゃん」とプリンアラモードを食べる手を止め呼びかけてくる。
「きょんちゃんのスマホ、なんかおとがきこえたよ」
「え、うそ」
さっき返したメッセージの返事かもしれない。
そう思うと落ち着かない気持ちが押し寄せ「ごめん」とお茶の席を立ち上がる。
バッグの中のスマートフォンには、詩の知らせ通りメッセージアプリの通知が香椎さんから入っていた。
【じゃあ明日。二十時に店前へ迎えにいく】
その文面を読み、「店前は無理!」と思わず心の声が口から出ていた。
そのまま慌てて【恵比寿の駅前とかにしませんか?】と返信する。
スマートフォンを元に戻し、ダイニングテーブルに戻ると菜々恵が何故かニヤニヤと私を見つめてきた。