俺様御曹司の契約妻になったら溺愛過剰で身ごもりました
人種が違いすぎるせいだろうか、彼を見ていると落ち着かない気持ちになる。日菜子は思わず顔をそむけてしまった。が、彼は気にするそぶりもなく、南に視線を移す。
「後輩ができてよかったな、南」
話を振られた彼女はにっこりとほほ笑んだ。
「そうなの! これでやっとオシャレカフェでランチができる~。うちのチーム男ばっかりだから、女の子が来てくれるのを待ってたのよ。早速、今日のお昼はどう?」
後半の台詞は日菜子に向けられたものだ。日菜子は驚きに目を白黒させる。
「ランチって私と?」
(もしかして……とうとう念願の叶う日が?)
「あ、もしかしてお弁当派だった? それともランチはひとりで行きたい人? なんとなくそんな雰囲気あるもんね、氷堂さん」
「そうですね……」
(あぁ、違うのに~)
本当は南とランチに行きたいけれど、それをどう伝えていいかわからなくて、日菜子は黙り込む。そこに善が口を挟んだ。
「こらこら。勝手に決めるな、南。氷堂、お前に誘われたときちょっとうれしそうな顔になったぞ」
日菜子は弾かれたように善を見る。
(どうして、わかったんだろう……)
他人に感情を悟られたのは、おそらく初めてだった。
(それなりに長い付き合いだったあの人だって、私の本心にはこれっぽっちも気づかなかったのに)
南は日菜子の顔をのぞき込んで言う。
「後輩ができてよかったな、南」
話を振られた彼女はにっこりとほほ笑んだ。
「そうなの! これでやっとオシャレカフェでランチができる~。うちのチーム男ばっかりだから、女の子が来てくれるのを待ってたのよ。早速、今日のお昼はどう?」
後半の台詞は日菜子に向けられたものだ。日菜子は驚きに目を白黒させる。
「ランチって私と?」
(もしかして……とうとう念願の叶う日が?)
「あ、もしかしてお弁当派だった? それともランチはひとりで行きたい人? なんとなくそんな雰囲気あるもんね、氷堂さん」
「そうですね……」
(あぁ、違うのに~)
本当は南とランチに行きたいけれど、それをどう伝えていいかわからなくて、日菜子は黙り込む。そこに善が口を挟んだ。
「こらこら。勝手に決めるな、南。氷堂、お前に誘われたときちょっとうれしそうな顔になったぞ」
日菜子は弾かれたように善を見る。
(どうして、わかったんだろう……)
他人に感情を悟られたのは、おそらく初めてだった。
(それなりに長い付き合いだったあの人だって、私の本心にはこれっぽっちも気づかなかったのに)
南は日菜子の顔をのぞき込んで言う。