俺様御曹司の契約妻になったら溺愛過剰で身ごもりました
諦めてくれないものかと期待を込めて彼を見あげるが、そんな気はサラサラないようだ。結局、日菜子のほうが根負けした。
「善……さん……」
「さんはいらないけど。まぁ、今はそれでいいか」
それから、善はキッチンのどこになにが置かれているかを簡単に説明してくれた。
「今日から日菜子の家でもあるんだ。好きに使っていいし、足りないものがあれば買うから教えてくれ」
「ありがとうございます。大きなオーブンがあるのうれしいです」
料理は嫌いじゃない。日菜子の住んでいたマンションよりハイスペックなキッチンで、いろいろと楽しめそうだった。
「湯を沸かしてる間にバスルームとかも説明しておくか。こっちだ」
バスルームやクローゼット、日菜子も使うであろう場所を彼が案内してくれる。
「一番奥が俺の書斎。家で仕事をするときに使うが、用があれば入ってきて構わないから。で、その隣が……寝室だ」
気のせいか、彼の声が艶めいたような気がする。ふいに彼の顔が近づいてきて、日菜子は身体をこわばらせた。
「えっと、寝室ってその……私は……」
一段低くなった声で善がささやく。
「ここで一緒に寝るんだ。夫婦になるんだから、当然だろ」
彼の吐息が首筋をくすぐる。日菜子の顔は一瞬で真っ赤に染まり、尋常じゃない速度で心臓が波打つ。
「善……さん……」
「さんはいらないけど。まぁ、今はそれでいいか」
それから、善はキッチンのどこになにが置かれているかを簡単に説明してくれた。
「今日から日菜子の家でもあるんだ。好きに使っていいし、足りないものがあれば買うから教えてくれ」
「ありがとうございます。大きなオーブンがあるのうれしいです」
料理は嫌いじゃない。日菜子の住んでいたマンションよりハイスペックなキッチンで、いろいろと楽しめそうだった。
「湯を沸かしてる間にバスルームとかも説明しておくか。こっちだ」
バスルームやクローゼット、日菜子も使うであろう場所を彼が案内してくれる。
「一番奥が俺の書斎。家で仕事をするときに使うが、用があれば入ってきて構わないから。で、その隣が……寝室だ」
気のせいか、彼の声が艶めいたような気がする。ふいに彼の顔が近づいてきて、日菜子は身体をこわばらせた。
「えっと、寝室ってその……私は……」
一段低くなった声で善がささやく。
「ここで一緒に寝るんだ。夫婦になるんだから、当然だろ」
彼の吐息が首筋をくすぐる。日菜子の顔は一瞬で真っ赤に染まり、尋常じゃない速度で心臓が波打つ。