オー!マイ・ハワイ!
「こっちこそ、楽しかった。ね…よかったら連絡先、教えてくれない? またどっか行こうよ。俺、ハワイにはもうしばらくいるから」

「うんわかった。ちょっと待って」

肩から下げた、サコッシュをあけるとあれ? スマホがない……パイナップル園からバスに乗ったときはあったのに……。

「どした?」
「スマホがない」
「えっ? バスに忘れたとか?」
「そうかも……バスに乗ったときはあったから」
「ちょっと待ってて」

修二は慌ててフロントに行くと、ことの成り行きを話してくれた。英語でペラペラと話す姿はとても頼もしい。

「大丈夫、今日中にはホテルに届けてくれるって」

「はぁ……よかった。修二、ほんとにありがとう。なんかお礼しなくちゃね」

「そう?じゃあ今度お願い聞いてもらおうかな」

「うん、いいよ」

「明日の予定は? よければノースショアに行こうよ。今度はレンタカーで」

「ノースショア? 行きたい!」

「じゃあ決まり。明日、10時にロビーでもいい?」

「うん、10時ありがたい。今日パーティーがあるんだけど、何時に終わるかわからなくて」

「パーティー?」

「そうなの、イノリファームっていう会社のパーティーに誘われてるんだ。社会見学」

修二は目をピクッとさせた。

「社会見学って、小学生か」

「そんな感じ。あっ! ごめん私急いでて…。明日また10時にね!」

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