オー!マイ・ハワイ!
「リポ、白い方はレナだよ。ほら、お前らもあいさつしろよ」

修二はレナをまなみに抱かせる。レナはペロペロと顔を舐めてきた。どうやら気に入ってくれたらしい。

「ひゃは! くすぐったいよ」

「こいつら2匹ともオスだからな。きれいな人はすぐわかる」

きれいな人……お世辞にも嬉しくて、まなみは思わず目を伏せた。

「さ、お前らもう行きな」

修二はそう言って庭にリポを下ろした。
まなみもレナを下ろすと、2匹はコロコロ転がりながら庭の真ん中でまた遊びはじめた。

「修二! こっちよ! 久しぶりに会えて嬉しいわ」

玄関が開いて、体の大きめな60代くらいの女性が手を振っていた。「キャメロン! 久しぶり!」

修二がニコニコと手を振りかえして、まなみの手を取って玄関へ歩いていく。

「さあこっちにきて、よく顔を見せてちょうだい」

修二はキャメロンと握手をすると、まなみを紹介した。

「まなみ、よくきたわね。さあ入って。きょうはあなたで終わりだから、ゆっくりしていくといいわ」

キャメロンはふたりを中へ通した。

床は大理石でできていて、とても美しい。ここは特別なところ、という雰囲気をかもし出している。甘いバニラの香りがふんわり漂っていた。

占いをするところといえば狭くて暗いのかと思っていたが、ずいぶん想像とは違う。

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