最強総長は姫を眠らせない。🌹
「あー、黒沢?」
私のスマホで…話してる?
「返して欲しかったら例の倉庫まで来い」
ダークブラウン髪の男子はスマホの電源を切ると、私に向かってスマホを放り投げる。
「わっ」
パタンッ。
あ、扉閉められ……。
こんなことになるなら、教室で謝るんだった。
私、このまま誘拐されて…殺されちゃうのかな?
2ヶ月以上あるって思ってたけど甘かった。
宙くんとこのまま3週間でお別れかもしれないなんて。
大粒の涙が私の頬から零れ落ちていく。
もう一度だけいい。
いいから。
「宙く…会い…たい……」
私は呟くと意識を失った。