最強総長は姫を眠らせない。🌹


「生きてたんだな」

 (そら)くんは超絶かっこいい目で私を見つめる。


雪乃(ゆきの)、そこで見てろ」


 (そら)くんは特攻服の裏に装着したガンフォルダーから改造銃を取り出し、至近距離から撃った。

 銃弾は(りゅう)くんの顔をかすめて髪に当たり、青髪の毛が数量切れ舞う。

「チッ」
 舌打ちした(りゅう)くんは警戒し、バイクで距離を取り、180度ターンする。

 ――数分前。私はベットの上で目を覚ました。

 死んだと思っていたけど、なぜか生きていて、
 血だらけでグレーのボアパーカーは乱れ片方のブラ紐が見え、裸足だった。

 痛みはないけど、触れられた可能性はある。
 でもそんなことは気にしていられない。

 (りゅう)くんは一体どこへ?

 そう思った時、雪が降っているのが見え、
 私はベットから降りてブーツを履き、窓から外を見ると、
 (そら)くんと(りゅう)くん以外、全員がバイクと一緒に倒れていた。

 鬼雪(おのゆき)氷浦(ひうら)の抗争中なことが分かった私はとっさに窓を開けたんだけど…まさかこんなことになってたなんて。

 私はもうただ(そら)くんを信じて見守ることしか出来ない。
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