最強総長は姫を眠らせない。🌹

 しばらくして泣き止むと、私達は外に出る。

 花弁(はなびら)雪が薄っすらと積もっていた。

(そら)くん、雪、綺麗だね」

「あぁ」
雪乃(ゆきの)、2年間辛い想いさせたな」

「ううん」
(そら)くん」
「私の為に頑張ってくれてありがとう」
「未来を変えてくれてありがとう」

 お礼を言うと(そら)くんは私の首から(りゅう)くんのシルバーのネックレスを外し、投げ捨てる。

 そして自分の首から裏に鬼のシールが貼られたゴールドのネックレスを外す。

 カチッ。
 前から私の首にネックレスをつけた。

 花弁(はなびら)雪がはらはらと舞い落ちる。


雪乃(ゆきの)、俺の姫になって下さい」


「はい」

 ふわっ。
 (そら)くんは私を持ち上げる。

「わっ…」

 私達は愛おしい目で見つめ合う。
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