破れた恋に、火をつけて。〜元彼とライバルな氷の騎士が「誰よりも、貴女のことを愛している」と傷心の私に付け込んでくる〜
「ねえ。ランスロット。前から不思議だったんだけど、私のことをいつから知っていたの? 社交界デビューの時より、前なんでしょう?」

 その事を聞きたい聞きたいとは思ってはいたものの、色々あったから今の今まで聞きそびれていた。本当に、物凄く短期間の内に色々とあったもの。

 そうして、彼が私を見つけてくれた時のことを、ようやく知ることが出来た。

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