【コミカライズ】【電子書籍化】婚約破棄された伯爵令嬢ですが隣国で魔導具鑑定士としてみんなから愛されています~ただし一人だけ溺愛してくる~
「話がそれてしまったな」
 そこでフランが無理矢理話題を変えれば、カリーネのこれからについて、が説明される。
 カリーネは魔導具士養成学校に通いながら、ハイケの弟子としてこの工房で技術を磨くことになるようだ。ハイケの工房では、主に魔導具の修理を受け付けているらしい。他、一点物の魔導具や市販魔導具の改造などを受けているらしい。いわゆる、特注というもの。

「よし、子リスちゃん。昼飯は俺と一緒に食べよう。学校には食堂があるんだ」
 ラーシュがそのようなことを口にする。
「一人で食べれます。子供じゃありませんから」

「ラーシュ、頼むよ」

「お義兄(にい)さま」

「カリーネは一人だと、大した食事をとらないだろう。だけど、ラーシュが見張ってくれるなら安心だ」

「もう」
 そこでカリーネは、ぶぅと膨れた。そんな彼女をラーシュは子リスちゃんと言って、ほっぺたをツンとつつく。みるみるうちに膨れた頬はぷっと空気を失う。

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