婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
ベルジェが何かを言いかけていたが、今はそれどころではない。
後ろからはドンガラガッシャーンと、侍女達が派手な音を立てて争っているのを、いつベルジェに気付かれてしまうのかと冷や冷やしていた。
それに両親の話によるとベルジェとルビーの仲は顔合わせの時から大変良好らしい。
「ジュリエットも協力して頂戴ね」と、そう言われていた。
実際、ベルジェとルビーはいつも何かを真剣な表情で話し合っている。
「いや……!違う……そうじゃないんだ」
「え……?」
「いいんだ。別に、このままで……!」
「どうしてですか?」
「そ、れは……それは」
最近、ベルジェと関わって思った事。
それはジュリエットの前だけでは別人のようになるということだ。
(嫌われてるのかな……?)
確かに初めて会った時から暴言を吐き散らしていた為、印象は良くなかっただろう。
そう思っていたが、こうして沢山話しかけてくれたり、気に掛けてくれるあたり、嫌われている訳ではないのだろうが……。
今日までベルジェの態度が違う理由はよく分からないままだ。
しかしイケメンが焦ってオロオロしている姿は見ていて可愛らしいので、最近は周囲からは『完璧』と言われているベルジェの色んな表情を観察しながらひっそりと楽しんでいた。
(今日も可愛いなぁ……ベルジェ殿下は)
後ろからはドンガラガッシャーンと、侍女達が派手な音を立てて争っているのを、いつベルジェに気付かれてしまうのかと冷や冷やしていた。
それに両親の話によるとベルジェとルビーの仲は顔合わせの時から大変良好らしい。
「ジュリエットも協力して頂戴ね」と、そう言われていた。
実際、ベルジェとルビーはいつも何かを真剣な表情で話し合っている。
「いや……!違う……そうじゃないんだ」
「え……?」
「いいんだ。別に、このままで……!」
「どうしてですか?」
「そ、れは……それは」
最近、ベルジェと関わって思った事。
それはジュリエットの前だけでは別人のようになるということだ。
(嫌われてるのかな……?)
確かに初めて会った時から暴言を吐き散らしていた為、印象は良くなかっただろう。
そう思っていたが、こうして沢山話しかけてくれたり、気に掛けてくれるあたり、嫌われている訳ではないのだろうが……。
今日までベルジェの態度が違う理由はよく分からないままだ。
しかしイケメンが焦ってオロオロしている姿は見ていて可愛らしいので、最近は周囲からは『完璧』と言われているベルジェの色んな表情を観察しながらひっそりと楽しんでいた。
(今日も可愛いなぁ……ベルジェ殿下は)