この恋が終わるとしても 僕は君と居たかった。

『ごめん』



今更連絡したってもう遅いよ。

ずっと一人で泣いていたんだよ。

どうしても、私以外の子と稔が笑い合ってる顔が忘れられないの。

私の方が前から稔のことずっと見て、ずっと一緒にいたのに。

あの、稔の笑顔と涙に思い出と、記憶を涙に詰め込んで忘れるために。

今までを水に流すように。

流しきれるように。

きっと君がいつの日か

後悔するんじゃないかって期待してた。

心のどこかで。

ずっと隣にいて、稔のことを誰より傍で見てきたから。

他の誰よりも、稔の事知ってたから。

ダメなとこだってわかってるし、それ以上にいいとこも知ってる。

でも

もう好きだなんて想いだけじゃ我慢を隠せなかった。

この気持ちを隠すために、遠くへ君と離れてもう一度君と、私自身と向き合いたかった。

だから


ありがとう






ごめんね





ばいばい






幸せな思い出を大事にして、私は前に進むよ。



だから





お互い別々の道へ








< 7 / 11 >

この作品をシェア

pagetop