闇の総長はあたらよに運命の姫を求める
「ちょっと待ちなさいよ」
一瞬無視しようかとも思ったけれど、そんなことをしたら後がまた面倒なことになりそうだと思って声の方に振り向く。
そこにいたのは思ったとおり、いつも私を睨んでくる女子たちだ。
「お昼も今も、そうやってさっさと出ていって……後ろ暗いことがあるから逃げてるんじゃないの?」
「は?」
「黒王子と付き合ってるなんて、嘘なんでしょう?」
「嘘じゃないんだけど……」
「だったらどうして逃げるみたいに教室から出ていくのよ⁉」
あなたたちに絡まれたく無いから、なんて……言ったら怒るよね?
でもこの際怒らせてでもハッキリ言った方が良いのかな?
櫂人と付き合ってること、嘘扱いされたままなのも嫌だし。
一瞬無視しようかとも思ったけれど、そんなことをしたら後がまた面倒なことになりそうだと思って声の方に振り向く。
そこにいたのは思ったとおり、いつも私を睨んでくる女子たちだ。
「お昼も今も、そうやってさっさと出ていって……後ろ暗いことがあるから逃げてるんじゃないの?」
「は?」
「黒王子と付き合ってるなんて、嘘なんでしょう?」
「嘘じゃないんだけど……」
「だったらどうして逃げるみたいに教室から出ていくのよ⁉」
あなたたちに絡まれたく無いから、なんて……言ったら怒るよね?
でもこの際怒らせてでもハッキリ言った方が良いのかな?
櫂人と付き合ってること、嘘扱いされたままなのも嫌だし。