それ行け、ぽっくん!!
それ以降、そこのお家、立花さんのおばあちゃんはボクを見かける度に声をかけてくれた。



で。

ボクの事なんで。

いつも世間話に花が咲き…



「まだ、ここなの?」

にーさんがお迎えに来てくれた。

「…ゴメン」

「お兄さん、ごめんなさいね。
私が引き止めたのよ」

おばあちゃんは申し訳なさそうに手を合わせると

「いつもお世話になっております」

と、にーさんは笑って頭を下げた。





「と、いうわけでお土産です」

おばあちゃんからもらった大量のお菓子を机に広げると班長が苦笑いしながら

「井上の役得だな」

と言った。
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