真っ白な世界。
出会った頃は

人らしい顔なんてしなかったのに

今は随分不安な顔をするようになった。

これも成長、ですかね。

最後にあなたに会えてよかった。

「好いています。

·····どうか、無事に。」

いつも通り笑えた。

目の前にあなたがいるからだ。

蓋を閉めて足音のする方へ向かった。

絶対にまゆきさんには

近づけさせない。

たとえ死んでももう傷つけさせない。
< 346 / 446 >

この作品をシェア

pagetop