真っ白な世界。
それは今でもたまに

行くようになっている。

歩けるようになったから

普通の散歩だけど

私は好きな時間だった。

沖田さんと色んなものを見つけて、

話して、質問して、

たまに平助たちが

ついてきて、

沖田さんがからかってた。

だけど今はどこか元気がない。

笑顔だけど笑顔じゃない。

こんな複雑な気持ちがあるなんて

知らなかった。

「おや、梅の花が蕾になっていますね 」

沖田さんの見ている先には

小さな桃色の蕾。
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