男装令嬢は竜騎士団長に竜ごと溺愛される
そう言われるとサラは困ってしまう。
普段から自分の事は基本自分で出来るし、既にドレスも着て後は化粧直しだけだった。
「お好きな飲み物でも、飲んで好きに休んでいて下さい。」
ニコリと笑って言うサラを驚き目を点にする。
「世の中の貴族達に聞かせてやりたいお言葉です。なんて優しいお嬢様なんでしょう。」
感動の眼差しを向けられる。
サラとしては普段通りにしてるだけなのだが。
「そうですね。ちょっと10分ほどみんなで休憩しましょうか。」
カンナがお茶の支度を始める。
ララもすかさず手伝おうとするが、カンナに止められて、おずおずと空いているソファに座る。
「私、この様な施しを受けたのは初めてです。ソファに座ったのも初めてです。」
「そうなの?私は普通の貴族とはかけ離れた生活をしていたから、何が正解か分かりませんが…。」
それから束の間戻って来たマリーも加わり、4人でたわいもないお喋りをした。
サラがお化粧直しをしている頃、やっとカイルがバタバタと戻って来た。
「すまない、遅くなってしまった。
急いで支度をするからそれまで部屋で待っていてくれ。」
ドアを開けるなりそれだけ言って、カイルは急いで着替える為行ってしまう。
慌てて、カンナがその後を追う。
「お嬢様、ちょっと旦那様のお手伝いに行って来ますので、少々お待ちくださいませ。」
サラはこくんと頷きカンナに手を振る。
時計を見ると、6時まであと20分だった。
「少し遅れてしまうかも知れませんね。」
ララが時計を見つめ呟く。
「少しくらい遅れた方が良いのです。その方が逆に身構えず、入りやすいかも知れません。」
サラは微笑みそう言うと、
「寛容なお嬢様ですね。」
と、ララに褒められる。
普段マイペースなサラにとって、時間に間に合わない事はさほど苦にならない。
ただ、カイルが少し慌ただしくて可哀想だと思うだけだった。
「お待たせしました。」
と、カイルが部屋に迎えに来たのはものの10分ほどで、どれだけ急いでくれたのかと心配になる。
「お忙しいのに…大丈夫ですか?
お昼ご飯は食べられました?
少しお茶でも飲んで、休んでから行きますか?」
その頃には時間なんてどうでも良くて、サラはカイルを心配してしまう。
「大丈夫です。
それより、そのドレスとても良く似合います。その色にして正解でしたね。」
カイルが嬉しそうに笑うので、サラも嬉しくなる。
「ありがとうございます。素敵なドレスをご用意していただき感謝します。」
最近気付いたのだが、カイルは何故かカンナとマリー、ボルテやルイがいる時だけ敬語になる。
ボルテとルイがいる時は仕方が無いと思うのだが、なぜマリー達の前でもそうなのか不思議に思っていた。
普段から自分の事は基本自分で出来るし、既にドレスも着て後は化粧直しだけだった。
「お好きな飲み物でも、飲んで好きに休んでいて下さい。」
ニコリと笑って言うサラを驚き目を点にする。
「世の中の貴族達に聞かせてやりたいお言葉です。なんて優しいお嬢様なんでしょう。」
感動の眼差しを向けられる。
サラとしては普段通りにしてるだけなのだが。
「そうですね。ちょっと10分ほどみんなで休憩しましょうか。」
カンナがお茶の支度を始める。
ララもすかさず手伝おうとするが、カンナに止められて、おずおずと空いているソファに座る。
「私、この様な施しを受けたのは初めてです。ソファに座ったのも初めてです。」
「そうなの?私は普通の貴族とはかけ離れた生活をしていたから、何が正解か分かりませんが…。」
それから束の間戻って来たマリーも加わり、4人でたわいもないお喋りをした。
サラがお化粧直しをしている頃、やっとカイルがバタバタと戻って来た。
「すまない、遅くなってしまった。
急いで支度をするからそれまで部屋で待っていてくれ。」
ドアを開けるなりそれだけ言って、カイルは急いで着替える為行ってしまう。
慌てて、カンナがその後を追う。
「お嬢様、ちょっと旦那様のお手伝いに行って来ますので、少々お待ちくださいませ。」
サラはこくんと頷きカンナに手を振る。
時計を見ると、6時まであと20分だった。
「少し遅れてしまうかも知れませんね。」
ララが時計を見つめ呟く。
「少しくらい遅れた方が良いのです。その方が逆に身構えず、入りやすいかも知れません。」
サラは微笑みそう言うと、
「寛容なお嬢様ですね。」
と、ララに褒められる。
普段マイペースなサラにとって、時間に間に合わない事はさほど苦にならない。
ただ、カイルが少し慌ただしくて可哀想だと思うだけだった。
「お待たせしました。」
と、カイルが部屋に迎えに来たのはものの10分ほどで、どれだけ急いでくれたのかと心配になる。
「お忙しいのに…大丈夫ですか?
お昼ご飯は食べられました?
少しお茶でも飲んで、休んでから行きますか?」
その頃には時間なんてどうでも良くて、サラはカイルを心配してしまう。
「大丈夫です。
それより、そのドレスとても良く似合います。その色にして正解でしたね。」
カイルが嬉しそうに笑うので、サラも嬉しくなる。
「ありがとうございます。素敵なドレスをご用意していただき感謝します。」
最近気付いたのだが、カイルは何故かカンナとマリー、ボルテやルイがいる時だけ敬語になる。
ボルテとルイがいる時は仕方が無いと思うのだが、なぜマリー達の前でもそうなのか不思議に思っていた。