男装令嬢は竜騎士団長に竜ごと溺愛される
「余計な事を話すな。早く任務に戻れ。」

「今だって任務中だ。不審人物が居ないか、不審物がないか、隊員配置の確認もついでにやって、本当お前のせいで大忙しだよ。」

「今まで手を抜いてきたせいだろ?」

「まったく、一休みしたらすぐ帰って来いよ。俺にはあいつらの面倒は無理だ。」

「戻るつもりは無いが、補佐役に優秀な男を推薦してある。後は自分で何とかしろ。」

「サラ嬢からも言ってよ。
貴方には軍服が似合ってるって、サラ嬢の一言があれば直ぐ戻って来ますよ。カイルなら。」

「軍服姿が見れなくなるのは寂しい気もしますが…カイル様が決めた道ですから、私は賛同したいと思います。」

「出来た婚約者様だ。」
ショーンがサラを褒めて頭をポンポンと撫ぜるから、

「ほら、もういいから早く任務に戻れ。」
カイルは渋い顔を見せる。

「分かりましたよ。戻りますよ。まったく自分だけシャンパン飲んでて羨ましい。」

「ノンアルコールだ。早く行け。」

シッシッと手で払う素振りをしてショーンを任務に戻す。
軽く敬礼をしてショーン副団長はその場を去っていった。
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