白虎の愛に溺れ死に。




強く抱きしめられたまま、激しくベッドが軋み始める。


とっくに限界な体と思考。


上か下か、前か後ろか…目が回って何も分からない状態で…まさしく私は溺れていた。


この、虎城匡という最高の男に。




「匡、…匡……名前、を…」



青い瞳を見上げてねだってみれば、白虎はいつでも願いを叶えてくれる。



「莉音。…愛してるよ、一生」




“お世話係“でなくなった、私の“旦那様”の声、熱、匂い。




二人で果てる直前、強く強く抱き締められた。



苦しそうに眉を寄せて、首筋に今日一番の濃さで愛の証を彫った匡は…




「この…声も瞳も…体も、心も…っ、…全部俺のものだ。」


「…っ、あ、」





剥き出しの愛情を私に与え、…二人で共に快楽の海に飛び込んだ。








白虎の愛に溺れ死に。


死しても尚、獅子は何度でも君に殺されたいとねだるのだろう。







白虎の愛に溺れ死に。
ーendー




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