白虎の愛に溺れ死に。
そのくすぐったさに身震いしながら匡を見上げて、小さく言い訳として吐き出されたのは子猫が鳴くような甘い声。
「だって、匡は組織のトップなんだよ?その嫁が…そんなんだったら、匡がみんなから幻滅されちゃう…」
「は?んなわけ。…むしろ、良い女抱けて羨ましい…って、憧れるんじゃない?」
「…そんな、馬鹿な。」
怪訝な顔で返せば、匡はおかしそうに目を細めて笑って、ウエストから肌を滑るようにそのままショーツの中に大きな手を差し込んだ。
「…っ、んあ!」
「良い子ぶって俺の嫁してくれる莉音も可愛いけど、盛りのついた猫みたいに場所構わずに求めてくる莉音も可愛かったなあ」
「…何よ、それ…んンっ、…前の方が、よかったってこと?」
いじけた声で尋ねれば、「ふっ、まさか…」と即答し、ショーツから手を引っこ抜く。
そして、怪しい笑みと共にこちらに見せつける血管の浮き出るセクシーな手。
その指先は、私の中から溢れた愛蜜でドロドロに濡れていた。
「見て?前の莉音も今の莉音も…いつの莉音もこうやって俺に発情してくれんの。」
「…っ、」
「こんなの、可愛くて仕方ないだろ…?めちゃくちゃ、愛したくなるに決まってる。」
「…、匡」
匡、好き。好き、好き…大好き。狂う、狂いたい、狂わされたい。
どれだけいい子ぶったって、結局私は体内に獣を飼っている。
匡に酷く抱かれたいという欲望に駆られた…凶暴な獣を。