磁石な恋 ~嫌よ嫌よは嫌なだけ?~
「何するの!!」

今すぐ唇を擦りたい、むしろすぐに洗いに行きたいくらいなのに手を離してもらえない。

「離して!大声出すよ!?誰か来たらあなた完全にアウトだよ。今離してくれたら見逃すからお願いだから私の目の前から消えて!」

「頼むよ真海。会社潰れそうなんだよ。僕には君の力が必要なんだ。君の発想力、それに君の実家は資産家だろ?二人でビッグになろうよ。公私ともにパートナーになってさ。君もSNSとか動画チャンネルやったら僕のパートナーってことでインフルエンサーになれるんじゃない?人生なんてちやほやされてなんぼでしょ。」

開き直った彼の本音に怒りで鳥肌が立った。

「ふざけないで!!また利用する気満々じゃない!!そんなんで『うん。』と言うとでも思ってるわけ!?いい加減にして!!私は公私共に今一番幸せなの!!北岡のおかげ・・・」

その瞬間、元彼が目の前から消えた。
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