悪徳転生公女の他国王太子妃生存計画～それでも王太子を愛してしまいました

3.オフィーリア王太子妃としての日々

パチリ。
目覚めは良い。

両手を伸ばし、うーんと伸びをするとガバッと大きなベッドの上に上半身を起こした。

一晩ぐっすり寝たらスッキリしたわ～。

やっぱり過去のオフィーリアよりはそんなに身体は弱くなくなってる。と思う。
おそらく体力がないだけ。

これからはそれも頑張ってつけていかないと。

とりあえずもっと食べなきゃね。
もともとの胃が小さいためかほとんど食べられないのだ。
胃を少しでも大きくするために毎日少しずつ多めに食べていくようにしよう。
そうだわ。大好きなお菓子を自分で作ってみたら食べる気になるかもしれない。

あと、毎日お昼から王宮の園庭を散歩しよう。
公務はほとんど午前で終わりだし、物騒だというけれど、王宮の中だし、リヴァイがいれば大丈夫よね。

ふかふかの布団をガサッととり、無駄になったスケスケの夜着から普段着のドレスに着替えるべく、エレンを呼ぶために呼び鈴を鳴らした。