❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
「俺の許嫁」

「やだ、許嫁って、親同士が本人の了解なしで決めちゃうやつ」

「しかも、お互いに許嫁って知らないうちに身体を重ねたんだ」

「運命の相手ね」

運命の相手?

でも私の許嫁は祐志さんで、龍じゃない。

もし、龍が佐伯龍の人生を歩んでいたら、私とは巡り合わなかった。

祐志さんが祐志さんだったら、私を好きになってくれたかわからない。

工藤さんとも、仁さんとも、巡り合っていなかった。

私はお父様の決めた男性と結婚していたんだ。

「どうかしたか、まゆ」

「いいえ、どうもしません」

龍が服部祐志さんの人生を歩んでいくのは、外科医になりたかったから。

誰とも関わりを持たないように生きてきた。

でも、私と巡り合って、龍にとって本当に運命の人なの?

許嫁だから仕方なく、堅気だから、抱擁だってずっと私に合わせてくれていた。

生活だって、一人なら、病院以外は龍として生きていけばいい。

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