❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
全く陽介のやつ、余計なことをペラペラ喋りやがって。

「昔な、ちょっと」

「そうなんですか」

私はこの時、結城丈二は佐伯龍だと直感した。

「それじゃ、俺帰ります」

「陽介、ちょっと待て、まゆさんを工藤の屋敷に送ってやってくれ」

「私なら大丈夫です、それにもう少し結城さんの看病させてください」

「組長、お言葉に甘えたらどうですか」

「バカ野郎、いいから早く連れていけ、組長命令だ」

「はい」
陽介はやっとまゆを送って行った。

これ以上一緒にいたら、やばいって。

さっき、俺のおでこにまゆのおでこをくっつけて来た時、思わずキスしそうになった。

あんなにツヤツヤな美味しそうな唇が目の前にあったら、我慢出来なくなりそうだった。

帰りの車の中で私は陽介さんに思い切って聞いてみた。

「結城さんは佐伯龍ですよね」

「えっ、ち、違います、だって、佐伯龍さんは亡くなったと聞いていますから」

陽介さんの狼狽えた様子で、確信した。

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