お転婆姫は命がけ。兄を訪ねて三千里!
「貿易してるって事は、貴族じゃなくて平民? そんなわけ無いよな、レディは見るからに純血のデロス人だし、話すデロス語には訛がない。綺麗な言葉を話してる。平民にも純血のデロス人は居るが少ないし。その立ち居振る舞いなら、絶対に上級貴族の生まれ。純血の上級貴族って言ったら、デロスでは知らない人間はいないって名前になるから、隠しているんだろ?」
カルヴァドスの深い読みに、アイリーンはこれ以上嘘を重ねるのは限界だと感じた。
「言葉が奇麗なのは、王宮に勤めていたからです」
「王宮勤め?」
「はい。そうです。侍女として勤めていました」
アイリーンはローズマリーに成り代わった気持ちで答えた。
「んじゃ、あの神々しいくらい美しいお姫様に逢ったことがあるのか?」
カルヴァドスに『神々しいくらい美しい』などと表現され、アイリーンは恥ずかしさで言葉に詰まってしまった。
「お付きの侍女の方がお休みの時に、ちょっとご用を申し使ったことがあります」
アイリーンは答えながら、はずかしそうに俯いた。
「近くから見ると、やっぱり、あのお姫様、光り輝いて美しいんだろうな?」
カルヴァドスは、うっとりとした様子で問いかけた。
「光り輝くと言うと、白銀の狼のラフカディオ様と、姫の愛犬のアイゼンハイム様の方が光り輝いて見えますが・・・・・・」
アイリーンは話題を変えたくて、アイゼンハイムとラフカディオの名を出した。
カルヴァドスの深い読みに、アイリーンはこれ以上嘘を重ねるのは限界だと感じた。
「言葉が奇麗なのは、王宮に勤めていたからです」
「王宮勤め?」
「はい。そうです。侍女として勤めていました」
アイリーンはローズマリーに成り代わった気持ちで答えた。
「んじゃ、あの神々しいくらい美しいお姫様に逢ったことがあるのか?」
カルヴァドスに『神々しいくらい美しい』などと表現され、アイリーンは恥ずかしさで言葉に詰まってしまった。
「お付きの侍女の方がお休みの時に、ちょっとご用を申し使ったことがあります」
アイリーンは答えながら、はずかしそうに俯いた。
「近くから見ると、やっぱり、あのお姫様、光り輝いて美しいんだろうな?」
カルヴァドスは、うっとりとした様子で問いかけた。
「光り輝くと言うと、白銀の狼のラフカディオ様と、姫の愛犬のアイゼンハイム様の方が光り輝いて見えますが・・・・・・」
アイリーンは話題を変えたくて、アイゼンハイムとラフカディオの名を出した。