冷徹社長は幼馴染の私にだけ甘い
「俺は凛子を女として見てたよ」
「ゆう、ちゃん――っん」
ぐるりと凛子の身が回転し、あっという間に唇に柔らかい感触を感じる。
――優ちゃんとキス、してる?
しっかりと優の腕に抱き寄せられ、凛子の細い腰を優は逃さぬように引き寄せる。
昨日、キスを拒まれたのになんで? どうして? 色々な想いが凛子の頭の中を駆け巡る。けれど優の熱に溶かされて、思考回路がハチミツのようにどろどろと流れ出す。
「っふ……なんで、キス……昨日は避けたくせにっ」
涙で潤い、赤く充血する瞳で優を見る。力の入らない唇から凛子は必死で言葉を発した。