悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
そして悪役令嬢として立ち塞がるのは、幼馴染のケールと、そしてマロリーがずっと片想いしているサイモン。
二人共顔はまぁまぁだし、結婚相手としては悪くない。
ケールは宰相の息子で、サイモンは騎士団長の息子だからだ。
しかし圧倒的にコンラッドとダリルのような甘い顔の方が好みだった。

ファンの間ではケールとサイモンがビター組、コンラッドとダリルがスイート組と呼ばれていた。
どちらかといえばスイート組が好きだった。
それに加えて、やはりセンターを飾るダリルの容姿は別格である。
どうせ悪役令嬢として転生したのなら、王太子との結婚まで結びつけたい。

流行りの悪役令嬢ものを読み漁っていたし、この乙女ゲームだって勿論、プレイ済みである。
ヒロインのような愛され方は心得ている。
コンラッドの姉でありダリルの婚約者である悪役令嬢のトリニティは、可愛くて少しあざといだけで余り頭も良くない。
退けるのは簡単そうだ。
侍女のマリベルの言う通りにすれば、自分の願望を簡単に叶える事が出来るような気がした。

(うふふ、上手くいけば逆ハーも作れちゃうかも……なんてね)
そしてヒロインのローラのように振る舞えば、ケールもサイモンもコロリと落ちた。
コンラッドとダリルも、ヒロインより先に攻略できる自信があった。
 
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