悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
ダリルの圧にカクカクと首を動かした。

「もっ……勿論、結婚致します」
「そうなんですね……分かりました」
「???」
「本日は、ありがとうございました」

今……何かのフラグが立ったような気がするが気のせいだろうか?
しかしトリニティには自信があった。

(そんな男はこの世に居ないのよッ!!!)

今、言ったような理想な男性が現れたら此方から結婚を願い出たいくらいである。
最後の最後に嬉しそうに微笑みながら去っていくダリルの後ろ姿を見て首を傾げた。
その後にマーベルは顔を歪めて苛立ちを隠しもせずに去っていく。

(なんて感じ悪い奴だ)

心の中で毒を吐きながら二人の背中を見送った。
そしてケリーもマーベルに向かってベーと舌を出す。
誰にでもニコニコしている彼女が、こんな反応を示すのも珍しい。

(やはり危険なのね! マーベル……)
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