ヤンデレ令嬢、大好きだった婚約者とサヨナラします!

「マーヴィン様と結婚したら、わたくしは幸せになれません!!」

「だ、だが‥」

「今のままでは破滅してしまいます!!」

「くっ‥!しかし」

「ブランドお兄様、お願いします‥」

「ベアトリスには幸せになって欲しいんだ‥っ!」

「‥‥‥お願い、お兄様」


「ーーー分かった、ベアトリス!俺に任せろ」


ベアトリスの願いが届いたのか、風のように走り出したブランド。
振り落とされないようにベアトリスはブランドの首元に思いきりしがみ付く。

(こんなに愛されて育ったベアトリスは幸せね)

ブランドの愛は重過ぎるが、今のベアトリスにとっては心地よいものだった。
こんなに頼もしい味方が側に居てくれる。
それだけで強くなれる気がした。

なんとなくベアトリスの異常な愛情表現の理由が分かったところで、ベアトリスの父であるシセーラ侯爵が見つかったのだった。

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