君と付き合うまであと365日
ごくりと唾を呑み込む。


私たち二人の間に、ぴんっと緊張感が張り詰める。



「私…恋しちゃったかもしれないの!」


「…はい?」


「あ、忍様じゃないの!現実の男の子に!」


「えっと…恋…?」


「まるで少女漫画みたいな出会いだった…。食パンをくわえながら走っていたら、廊下の角である人とぶつかっちゃったの」


「なんで学校で食パンなんてくわえてるの…?」


「そのある人は!まるで王子様!倒れた私に、颯爽と手を貸してくれて、一番驚いたのが雰囲気がまさに忍様そのもの!あの爽やかな笑顔は忍様瓜二つだった!あれは、一目惚れだった…」


「現実版の忍様がいたのか!」


「そうなの!この胸のときめきはきっと恋…。忍様がずっと好きだった私にはわかる!」
< 21 / 77 >

この作品をシェア

pagetop