君と付き合うまであと365日
にやりと亮が嫌味ったらしく笑って聞いてきたので、無視してその横を通り過ぎる。



「おいおい、無視すんなって!つーかおまえらまだ付き合ってねぇのかよ。いつまでも幼なじみやってると、本当に付き合えなくなるぞー?」


「…んなのわかってるし」


「ここは莉斗から何か仕掛けないと。幼なじみ止まりじゃ嫌なんだろ?」



そんなのは言われなくたってわかっている。


…それができないから困っているのだ。



「わー!ケーキ!しかも私の大好きなチョコー!あ、それにココアまで!早く片しちゃおっと。待っててねケーキちゃん!」



ケーキで無邪気にはしゃぐ芽依に、ふっと笑みが溢れる。


ケーキとココアの乗ったおぼんをとりあえず机の上に置き、ゲームを片付けている芽依の手伝いをしようとした時だった。



「…うっわー!」


「あ、あぶね…っ!」
< 46 / 77 >

この作品をシェア

pagetop