君と付き合うまであと365日
…って、俺は何を言っているんだ?


引き止めたはいいものの、言いたいことが特に見当たらず、思わず変なことを口走ってしまった。


秋元は俺のことを鋭い瞳で睨みながらしばらく黙っていたが、「いや、別に」と口を開いた。



「よく話しかけてくるだけで、別に迷惑とかはない。…ただ」


「ただ?」


「俺なんかに話しかけて、あいつが変な目で見られないのかって思うだけだ。…俺、不良とか言われてるから」


「…あのさ、秋元は…本当に不良なのか?噂通りのこと、してんの?」


「…もし、してるって言ったら?」


「芽依には二度と近づけさせない」



秋元は俺をじっと見つめていたが、ふっと小さく笑った。



「あんなの全部嘘だよ。この見た目だから昔から誤解されるだけで、不良グループとつるんでなんかないし、暴力事件も起こしたことない。まあ、信じないならそれでいいけど」
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