君と付き合うまであと365日
「俺に怖がんないで話しかけてきたやつ、あいつが初めてだよ」


「…芽依?」


「ああ。女子からはいつも怖いって言われて、話しかけただけで泣かれたりしてたから、女なんて嫌いだって思ってたけど、あいつはなんか他の女と違うなって思ったんだ。俺のこと怖くないって言ってくれたの、ちょっと嬉しかったから」


「…もしかして、」



言い終わる前に、チャイムが鳴り響いた。



「あ、今のあいつには言うなよ!」



それだけ言うと秋元は行ってしまい、俺も慌てて教室に戻る。


…芽依のことを話す秋元の顔は、驚くほど優しかった。


もしかして…。


言いかけた言葉は誰にも届くことなく、俺の心に残るだけだった。
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