【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
「ねぇ千歳?」
「ん?」
行為を終えたばかりの温もりの残るベッドの中で、私は千歳を見つめる。
「……真嶋さんって、千歳と同じ大学出身なんだね」
そう言った私に、千歳は「……え?」と驚いたような表情を見せる。
「いや、気になってプロフィール確認したの。そしたら、千歳と同じ大学だったから」
「……ああ」
真嶋さんの話をした途端、千歳は私から目を逸らしてしまった。
「なんで教えてくれなかったのよ。教えてくれても良かったのに、同級生だって」
「そんなこと、別に言う必要ないだろ?」
千歳はそう言うけど、私はどうにも真嶋さんのことが気になってしまう。……千歳のことも。
真嶋さんの話をした途端、千歳の表情は変わった。 真嶋さんと何かあったのではないか、私はそう思えて仕方ない。
私の勘違いかもしれないし、考え過ぎかもしれないけど。……なんとなく、イヤな予感がするんだ。
これが私の勘違いであってほしいと、そう願うしかない。
「真嶋さんの写真見たんだけど、すごくキレイな人だよね」
そう言った私に、千歳は「桃子の方がキレイだし、可愛いから。 言っとくけど、俺はお前を誰かと比べるつもりはないから」と言ってくれる。