【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
「天音はこのデザイン、どう思う?」
「これですか?」
「もし天音ならどうする? このイメージにしたいっていう意見があったら」
「そうですね……」と考え込みながら、私ならどうするか考えていく。
「まず私なら、思い切って壁紙を変えますかね?」
「壁紙?」
「はい。壁紙の色をネイビーにします。 ネイビーに変えていくことで、よりシックで落ち着いた雰囲気が出ますし、独身男性でも抵抗なく住めるかと思います」
他の社員と話し合いながら、意見を出し合っていく。
「なるほどな、壁紙をネイビーにするか……。確かに独身男性にはぴったりそうだな。落ち着いた雰囲気と、大人の男性という雰囲気がマッチしそうだ」
「はい。壁紙から雰囲気を醸し出すのであれば、インテリアには玄関横に観葉植物を一つ置いてもいいと思います。 観葉植物があることで、優しくて和みのある雰囲気がさらに増しますし、華やかにも見えます」
今回の依頼はどうやら、独身男性が住む部屋のイメージを画像にするらしい。 リモートでの打ち合わせのようで、そのためのイメージ図を作るのだとか。
「観葉植物か。有りですね」
「有りですよ。観葉植物置くだけで、気分も明るくなりますから」