午後2時のカフェオレモーニング

 山道を登り、高原ホテルに到着した。

「結構大きなホテルだね。」

「カフェがあるから行きましょ。」

 ホテルに入り、フロントの横にはカフェと小さな売店があった。

「本当だ、人いないね。」

「この時間はね。」

「窓際の席に行きましょう。」

「すごい眺め・・・」

「いいでしょ。」

「あー、すごい。下より何度気温低いんだろ。それに今日天気いいから遠くまで見える。」

「天気が悪くなってくると雲が下に見えたり、いつもいいのよ。ここはね、私は辛いことがあると来るところ。」

「最近辛いことあったの? 」

「ないわよ。あなたに見せたかっただけ。」

「ありがとう。大切な場所教えてくれて・・・」

「いいのよ。なんかね、こういう切り替えができる場所を持つと楽になるわよ。私は昔からいくつかそういう場所を持っていたわ。」

「なるほどね。俺もこの軽井沢がそうなるのかな。」

「嬉しい・・・でも、もっと身近なところでいいのよ。木の多いところとか夜景の綺麗なところとかね。近所に作るのよ。」

「・・・」


「ねえ、ちょっと一人でのんびりしててね。」

「あっ・・・はい。」

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