ゾンビから逃げてたらイケメンヴァンパイアに懐かれちゃった件について。

 近づくにつれて、よりハッキリと見えた建物。

 近づいちゃいけない感じの雰囲気を出しているそこへ由香ちゃんはスタスタとは入っていく。

 由香ちゃんに連れられて私もついていくが、恐縮してしまう。

 そのままエレベーターに乗って23階まであがり、廊下を歩いていると由香ちゃんは大きな扉の部屋の前に止まった。

「由香だよ。入るね〜」
「どうぞ〜」

 重々しい扉に向かって由香ちゃんは軽く声をかけると、同じく軽い感じの声が聞こえてきた。

 (入っても良いって事かな?)

「いきましょう!美優さん!」
「うん。」
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